- サバを食べたら蕁麻疹が出たけど、アレルギーなのか!?
- ヒスタミン食中毒とは?
- 筆者が実際におこなった対応策
サバアレルギーじゃないはずなのに、この蕁麻疹なんなの~!?
ある日、サバを食べたら蕁麻疹が出た!!
サバなんて今まで何度も食べているのでサバアレルギーのはずがない!という方が、どうやらサバを食べたあとに蕁麻疹が発生して「どうして!?」となってしまった場合は読み進めてみてください。
私が実際に体験したヒスタミン食中毒についてご紹介します。
目次
ヒスタミン食中毒とは
「ヒスタミン食中毒」というものを初めて聞いた方もいらっしゃるでしょう。
調べてみたので簡単にご紹介します。
症状
食べた直後から1時間以内に以下のような症状が発生
- 頭痛
- 蕁麻疹
- 発熱
ヒスタミン食中毒の原因
魚の中でも赤身魚(今回私はサバで発症しましたが、カツオ、マグロ、サンマなどヒスチジンを多く含む魚)を摂取することで起こります。
もちろん適切な調理をしたものについては問題ありません。
ヒスチジンを多く含む魚を常温で長時間放置することなど、不適切な温度管理によりヒスチジンがヒスタミンに変化します。
それを一定量摂取することでヒスタミン食中毒を発症します。
ヒスタミンの特徴
加熱しても分解されないため、どれだけよく火を通しても一度ヒスタミンに変化してしまえば摂取することを避ける以外食中毒を防ぐ方法はありません。
また味やにおいへの変化も無いため気づきにくいですが、常温で長時間放置してしまった場合は廃棄しましょう。解凍のためとはいえ常温には出さず冷蔵庫での解凍を心がけてください。
私のヒスタミン食中毒体験談
今までも何度も食べているサバ。
今回も調理方法は家族が好きな味つけでの「焼きサバ」でした。
調理を始めるまでの経過
本当は今回のサバを調理するのは前日の予定でした。
冷凍していたサバを昼過ぎから常温解凍し夜に調理する予定でしたが、緊急の出来事がありその日に調理ができませんでした。
ひとまず「今日は調理ができないな」と判断した瞬間に冷蔵庫へ保管しておいたのですが、これがダメだったのですね。
翌日、夕飯にと前日に冷蔵庫へ入れたサバを出してみたところ匂いは特に問題なし。
少しドリップ(解凍した際の水分、たんぱく質、うまみ成分)が出ているかな?と感じたものの、「しっかり焼けば大丈夫よね」とあまり気にせずに調理開始してしまいました。
このときは加熱しても「ヒスタミン」が分解されないなんて知るわけもなく……
しっかり火を通して調理したサバを食べてからの様子
夫婦ともにそのサバを美味しくいただいて1時間も経たないうちに、ママちゃだけなにやら首や胴回りが異常な痒みに襲われました。
なぜかパパちゃは平気な様子。
みるみるうちに足の付け根から上全体が赤く水膨れのような蕁麻疹が大量発生し、我慢しがたい痒みと、子供やパパちゃにも怖がられるほどの見た目になってしまいました。
実際おこなった対処法とその後の経過
19時ごろで病院も終わっている時間だったため、応急処置としてまず痒みのある部分全体にムヒを塗りまくりました。
すーっと痒みはおさまりますが、赤く広がった蕁麻疹がおさまるわけではありません。
異常なほどの大量発生具合に怖くもなりましたが、ムヒで落ち着いている間にいろいろと調べてみたところ……
明らかに「ヒスタミン食中毒」だなと確信しました。
常温解凍(放置)の状態がありさらにそれを翌日に調理したため、ヒスチジンがヒスタミンに変化したのでしょう。
「病院を受診した場合は抗ヒスタミン薬を処方される」との医療サイトを確認したので、耐えがたい痒みで寝られなかったのもあり、ひとまず家にあった花粉症用の薬「アレグラ」を服用しました。
これが功を奏し、痒みも見た目も少ししたらおさまり一旦寝ることが出来ました。
しかし、翌朝にはまた全身に蕁麻疹が再発していて同じ状況だったため「アレグラ」を飲み続け(一日二回)、結果的に丸二日で完全消失しました。
現在は跡形もありません。
なぜ同じものを食べたパパちゃは平気だったのか
こちらは推察ですが、思い当たるのは以下の2点です。
- パパちゃは花粉症のため偶然夕飯前にアレグラを服用していた
- ママちゃは睡眠不足などで免疫力が低下していた
これらのためにママちゃだけ症状が出たのかもしれないなと考えています。
子供においてはたまたま体調不良で食欲がなかったため「食べない」と言ってくれていたことが救いでした。
こうしておけばよかった
◆冷凍していたサバを常温解凍してしまった
⇒早めの時間から冷蔵庫での解凍をすべきだった
◆常温解凍したにもかかわらずその日に調理しなかった
⇒翌日に食べるにせよ、その日のうちに調理をしてしまえばよかった
◆そのサバを調理してしまった
⇒そもそも廃棄すべきだった
とはいえ、すぐに病院に行くことがおすすめ
今回私は自分で調理したものだったので、調理までの経過などすべて把握していたため自分自身の判断で対処しましたが、もしお店などで食事したあとにこのような症状が出た場合などは必ずしも「ヒスタミン食中毒」と断定できるものではありません。
初めての経験でかなり驚きましたが、全てが医療サイトに書かれていた内容と一致していたため自分のなかではほぼ確実に「ヒスタミン食中毒」だったと確信しています。
基本的にはすぐに病院に行くことがなによりもおすすめです。
判断を誤ってからでは後悔します。
しかし念のためかゆみ止めの塗り薬や、抗ヒスタミン薬などは常備薬として置いておくに越したことはないなと感じました。
ヒスタミン食中毒体験談まとめ
ここまででサバアレルギーかとおもいきやヒスタミン食中毒だったという体験談をまとめてみました。
振り返っていきましょう。
【ヒスタミン食中毒について】
- ヒスチジンを多く含む魚(サバ、カツオ、マグロなど)を不適切な温度管理することでヒスタミンに変化する
- ヒスタミン食中毒とは、そのヒスタミンに変化してしまった魚を摂取することで起こる
【ヒスタミン食中毒を体験してわかったこと】
- ムヒとアレグラで丸二日戦って完全消失した
- 免疫力低下等の状態で食中毒へのかかりやすさも異なる
- 常温放置は絶対にしない
- 万一常温放置等温度管理が不適切だった場合は思いきって廃棄する
- 常備薬は大事
全てを自己判断で済ませることは危険にもつながるので、同じ環境かつ症状であれば応急処置の参考にしていただく程度にして、必ず病院に行くことが間違いないですね。
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