- 実際に試してみた指しゃぶりをやめさせる手段
- 上記手段を試した結果(個人の感想)
- 指しゃぶりをやめられたときの状況や環境
- 指しゃぶりによる歯への影響
結局のところ「本人の意思」が最も重要だね~
この記事にたどり着いた方は、お子さまの指しゃぶりがやめられず悩んでおられるのでしょう。
私も実際娘が生後10か月のころから指しゃぶりが始まり、吸いだこができるほど吸っていたため、乳歯がほぼ生えそろった頃からは「歯に影響するかも!やめさせたい!」とどれだけ悩んだことか……
本当にさまざまな対策をしてきましたが、ようやく最近3歳の誕生日を迎えてすぐに卒業できたので、やめさせるために使ったものやその時の環境などを紹介していきます。
このなかであなたのお子さまにもぴったりと合うものが見つかれば幸いです。
目次
娘が指しゃぶりをやめた時期
娘が指しゃぶりを卒業できたのは3歳の誕生日を迎えてほんの数日後です。
私たち親も長年試行錯誤していろいろ試してきましたが、やめるときって急に訪れるんですね。
ほんとうに自分のことのように大喜びしました。そして、指しゃぶりをしなくなったことに喜んでいる私を見て、娘もまたとっても嬉しそうでしたね。
「お姉さんになれたぞ!」というような娘の誇らしげな顔は一生忘れません!
やめさせるために実践した手段
娘にとって効果があったものもなかったものも含めて、我が家で試したものの一覧は以下の通りです。
- 苦いマニキュア
- 指しゃぶり防止装置
- 好きなキャラクターのばんそうこう
- テーピング
- 自分の指しゃぶりしている姿を見せる
- 声かけ
それでは一つずつ詳細を見ていきましょう。
苦いマニキュア
こちらは苦い味がついたマニキュアです。もちろんなめてしまっても害のないオーガニック成分の商品なので安心です。
実際私が舐めてみたところ……凄まじい苦さでした(笑)これは期待できる!
こちらは1歳3か月のときに購入してみました。
◆使用一日目
マニキュアを(親指だけ)塗ってもらって少しツヤっとした爪をみて喜ぶ娘ではありましたが、乾かして数分後にはよくわからずに指しゃぶりしてしまいます。
するとものすごい険しい顔をして、「苦い」ことに気づいた様子。
そこからはその日の日中は指しゃぶりせずに過ごせます。お風呂上りにも塗りましたが、寝入ってからは指しゃぶりしていました。
◆使用二日目
朝にもまた塗ってみますが、なんと二日目にしてこの苦い味に慣れてしまったよう。
日中堂々と指しゃぶりしていました。
こちらもめげずに、朝、夕方、風呂上りと塗ってみましたが、塗ってすぐは効果があるものの少し時間が経てばもうほぼ効果なし。
こちらの商品がうまくいかなかった理由は次の通りです。
「試す時期が早すぎた」
味覚の発達は1歳半ごろからで、幼児期になりやっと味覚がはっきりしてくるそうです。つまり1歳3カ月でこの商品を試したことで、「苦味」を感じたようではありましたが、味覚の発達が未熟なため我慢できてしまうレベルだったようですね。
それから1年ほど使わなかったこの「バイバイチュッチュ」ですが、2歳すぎても指しゃぶりがやめられなかったので、改めて使用してみたところ……
なんと!日中はバイバイチュッチュのみで指しゃぶりせずに過ごせる日が続きました。(手を洗ったりしたら塗りなおしていました)
やっぱり大きくなってからのほうが効果大です。
試してみたい方はこちら↓
ただ、今度はもう頭で理解してくるので、「塗ることを拒否」され始め断念しました。
指しゃぶり防止装置
バイバイチュッチュがダメだったので次に1歳4か月のころに購入したのがこちらの指しゃぶり防止の器具です。
成功率92%といううたい文句に惹かれ、少し高い気もしましたが購入してみました。
こちらは使用してみた感想のひとつが、まず見た目がちょっと可哀想な感じではありました。何かすごい病気で大げさな器具をつけているかのような見た目になるので、外出先でつけるのはかなり抵抗がありましたね。
しかし効果はというと、つけている間は指しゃぶりせずに過ごせたのです。(お風呂や外出時以外はつけていました。)
親指を入れる部分が凸凹になっているので、そのまま指を吸おうとしても空気を吸ってしまい吸い心地がなくなるようです。
仕組みとしては画期的だなと思いましたし、これで「指をすっても吸い心地がない」と癖がついてくれたらやめるのではないかと期待したのですが……
1か月ほど経ってから、突然気づいたかのように親指を器具から抜いて吸うようになってしまいました。
ベルトを一番きついところにしても、指を抜くことができてしまうようで、結局つかいものにならなくなってしまいました。
こちらの商品がうまくいかなかった理由は次の通りです。
サイズはSとLがあり、Sサイズを選びましたがまだまだ手が小さかったようです。寝入ってからつけてみても、夜中無意識に外してしまうぐらい指しゃぶりへの執着の方が上回っていたようですね。
試してみたい方はこちら↓
好きなキャラクターのばんそうこう
好きなキャラクターが定着しはじめたころに、こちらを試してみました。
好きなキャラクターなのでテンションがあがり、喜んで貼ってくれます。
貼っている間は指しゃぶりしませんので「これは効果あるな!」と喜んだのもつかの間、なぜか簡単にはがしてしまうということが続きました。
こちらの商品がうまくいかなかった理由は次の通りです。
うちの娘には可愛いキャラクターのばんそうこうは、「ばんそうこう」ではなく「遊ぶためのシール」という感覚に近いようで、一度は指に貼ってみるものの、はがして他の場所にも貼りたい!というような願望が出てきたようです。
ずっと気にならずに貼ったままにしておける子には効果があるものですね。
試してみたい方はこちら↓
テーピング
こちらは薬局などで普通に買える手指サポート用のテーピングです。
ばんそうこうでも効果はあったけれど、すぐにはがしてしまう問題があったため粘着性も高く見た目がシンプルなテーピングを試してみました。
結論からいうと、効果は抜群!
テープが巻かれた指を吸うのは気持ち悪いようで、巻いている間まったく指しゃぶりをしません。こちらは1年半ほどひたすら使い続けていました。
というのも、巻いている間は効果がありますが、やはり簡単には癖づかずテープを外すととたんに吸い始めます。
ただ、先ほどの器具とは違い肌とさほど変わらない色のテープなので外出時も目立たず、保育園でも園の先生の許可をとって日中巻いていました。
唯一気になる点としては、砂遊びなどしたあとははがさないと不衛生なので、保育園でも午前中には外していたようです。
- 肌とさほど変わらない色のテープのため外出時も目立たない
- 指しゃぶり対策として手軽
- 比較的安価
- 安物を買ってしまうと粘着が手に伸びて汚い
- 定期的に取り換えないと不衛生
- 自分ではがしてしまうリスクがある
娘はこのテーピングについては、貼ることを嫌がることはめったにありませんでしたが、やはり保育園では勝手にとってしまうことは多々ありましたね。
試してみたい方はこちら↓
自分の指しゃぶりしている姿を見せる
保育園で運動会があり保護者も見に行った際、娘だけがずっと指しゃぶりしている姿を目の当たりにして少しショックをうけました。
娘を追いかけて写真をたくさん撮りましたが指しゃぶりしている写真がまぁ多いこと。
帰ってから娘にも見せてみると……
「〇ちゃん(娘)だけチュッチュしてるね!」と自分で気づいたようです。これはある意味かなり効果があったんじゃないかなと思いました。
声かけ
指しゃぶりしてしまっているときにある声かけをしていました。
どんな声かけかというと……
『エルサ(娘の大好きなプリンセス)』はチュッチュ(指しゃぶりのこと)してるかなぁ?してないよね!
『』の部分をママやパパであったり保育園のお友達の名前だったり、好きなキャラクターなどに変えて指しゃぶりしてしまっているときに声かけしていました。
これを投げかけた時「してない!」と返してくれ、「ハッ」と気づくようで指を口から抜きます。
もちろん1回では治りませんが、”自分で気づく”ということが大切なんだと感じました。
最終的にやめた方法とその時の環境
- テーピング
- 声かけ
- 自分以外のお友達や大好きなキャラクターもみんな指しゃぶりしていないということを理解すること
- 弟が産まれて「指しゃぶりは赤ちゃんがするもの」と理解すること
やはりどうしても癖になってしまったことは簡単には治らず、それをやめられるとしたら自分の力で良くないことだと理解することが一番の手段だなと感じました。
ただ、癖なので”無意識”であることが多いです。
そのために「テーピング」という補助で”無意識”でも指しゃぶりしない環境を無理やり作ることも必要でした。
そしてテーピングをしていないときに、指しゃぶりをしていない瞬間を見つけて「大げさなほどとことん褒める」ということを繰り返していきました。
するとテーピングせずに指しゃぶりをしない時間帯が徐々に増えていったのです。
そして保育園でも先生に「今日は指しゃぶり見られませんでしたよ」という言葉に飛び上がるほど喜び、卒業できたことを確信しました。
出っ歯になる?歯への影響について
指しゃぶりは卒業できましたが、残念ながら現在乳歯の状態で歯は前に出てしまっています。
歯医者さんを受診したところ、「永久歯もおそらくこのまま前に出てしまう」と言われてしまいました。
少しでも意識することとしては、
- 早急に指しゃぶりをやめること
- 食事の際よく噛んで下あごを発達させること
が重要であると教えていただきました。
永久歯に生え変わったときに前歯がつきでたままであれば、ひどければ歯列矯正が必要になりますので早くやめられるに越したことはないですね。
まとめ
今回は指しゃぶりをやめる方法についての体験談をまとめてきました。
振り返っておきましょう。
◆指しゃぶりをやめさせるために試した手段
- 苦いマニキュア
- 指しゃぶり防止器具
- 好きなキャラクターのばんそうこう
- テーピング
- 自分の指しゃぶりしている姿を見せる
- 声かけ
◆時期が早すぎると効果がないものもあるので、時期を見計らって取り組むのがいい
◆お子さんによってどれが合うか様々なのでいろいろと試してみるのが良い
◆やめさせることに集中しすぎてストレスにならないように、子供の様子もしっかりと見ながら対策していく
やはりこういうことは、本人の意思も重要ですので親がいろいろ対策をとるだけで治るものではありませんね。
成長することで解決することもあると思います。
知り合いには、「ほったらかしておいたら小学校1年生まで指しゃぶりしていた」という子もいるので、歯への影響なども考えると早めにやめさせたい気持ちになりますよね。
今回は、少しでも悩んでいる方の参考になればいいなと思い記事にしてみました。
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