20代に2回、30代に1回、合計3回転職を経験しました。3回とも会社を辞めてから転職活動を経験したので、体験談を含めてメリット・デメリットをご紹介します。
- 転職を考えている人
- 転職活動を会社を辞めてからするかどうか悩んでいる人
- 転職活動を会社を辞めてからした人の体験談が知りたい人
目次
会社を辞めてから転職活動をするメリット
- 時間を確保できる
- 面接日時の調整がしやすく内定までのスピードUP
- 内定が決まればすぐに入社できる
- 気持ちがリフレッシュできる
①時間を確保できる
圧倒的に時間が確保できます。転職活動は思ったよりも時間がかかります。
自分の希望に合う企業を探したり、希望の企業が見つかれば、職務経歴書や履歴書を作成して応募する必要があります。転職エージェントを活用する場合は担当者の面談があるためその分の時間も必要です。職務経歴書や履歴書を作成する際にも、自己分析をしたり過去の経歴を思い出したり、企業ごとの志望動機を考えたりと非常に時間がかかります。
また応募して面接に進んだ際にも、企業ごとにHPを見て企業研究をしたり、面接でどんな質問がきたらどのように返答するか考えたり、相手にどんな質問をするかなど準備することも多いです。
私も実際働きながら転職活動をしていた時期もありましたが、平日会社の業務を平行しながら転職活動することは非常に大変でした。その分、会社を辞めてから転職活動することで、全ての時間を転職活動にあてることができ、自己分析や企業分析にも時間をかけることができ1社1社全力で選考に挑むことができます。
②面接日時の調整がしやすく内定までのスピードUP
書類選考を合格しいよいよ面接の段階になる時に、会社を辞めている状態だといつでも日時調整が可能なため、面接日をセッティングしやすいです。
応募先の企業にもよりますが、土日が休みの企業だと応募先も平日を面接日時として指定してくるケースが多いです。平日仕事終わりの時間帯を候補日時として指定してくれる企業もありますが、私の場合は少なかったです。だいたいが平日の昼か、平日の夜の時間といっても19時開始などでした。
つまり、働きながら応募先の企業の面接をうけるとなると、有給を使用しないと面接にいけない状態です。1度の有給ならまだしも、選考を突破して2次面接、3次面接に進む度に有給を取るというのはなかなか難しい状況です。
会社を辞めている状態だと、日時に関しては気にしなくて良いため、応募先との日時調整もスムーズに進めることができ結果的に内定を得るためにかかる時間も短縮できます。
③内定が決まればすぐに入社できる
すでに会社を辞めていれば、最終選考を合格して内定が決まった後すぐに入社することができます。
会社で働いている状態であれば、内定が決まった後に上司に辞める意思を伝えます。そのご引継ぎがあったり有給消化をしたりと内定が決まってから結構な期間がたってから転職先の企業へ入社となります。
場合によっては引き留めにあい、ズルズルと辞める時期が長引く可能性もあります。私は現在人事として働いていますが、そのような人を何人も見てきました。人によっては引き留めにあった結果転職自体を辞めてしまった人もいます。
内定が決まってからあまりにも時間が経ってからの入社になったり、時期がズルズルと長引くと転職先の企業にもあまり良いイメージは持たれず良いスタートが切れませんよね。会社を辞めている状態だと、内定後すぐに入社できるので新しいスタートを切りやすいです。
④気持ちがリフレッシュできる
個人的にはこれがメリットとしては一番大きかったです。働きながらだと、仕事のことも考えながら転職活動もしないといけないため、常に気持ちに余裕がなくなります。会社を辞めた状態だと一旦会社の事は考えなくてもよいため、転職活動に集中できます。
また、仕事に充てていた時間がごっそりと空くので、転職活動以外の時間を自分の好きな事に充てることができ気持ちがリフレッシュできます。
私は映画を見ることが好きだったので、映画をみたり好きな漫画を読んだり、カフェに行って本を読んだりしながら、転職活動を進めていました。気持ちが上手くリフレッシュできると心にも余裕ができ、転職活動もモチベーションを保ちながら活動できました。
会社を辞めてから転職活動をするデメリット
- 収入が途絶えるため焦る
- 生活習慣が乱れる
- ブランクの期間ができる
- 転職が決まらないと不安になる
①収入が途絶えるため焦る
毎月の給料がなくなるため、今までの貯金を切り崩して生活していく必要があります。失業手当がありますが、倒産や解雇などの会社都合で会社を辞めた場合は1週間程度で支給されますが、キャリアアップなどの自己都合で会社を辞めた場合は2か月以上かかります。
私は転職するために3回会社を辞めていますが、全て自己都合でした。特に20代の時に転職した時には貯金もあまりなかったですし、その貯金が減っていくと精神的にすごく焦りが生じてしんどかったことを覚えています。
働いている時よりも外食を抑えるなどして支出を減らすことで乗り越えていました。
②生活習慣が乱れる
働いている状態ですと、朝決まった時間に起きて、夜もある程度決まった時間に寝ます。ところが、会社を辞めてしまうと絶対に朝起きないといけない時間、夜寝ないといけない時間が決まっていません。余程、自己管理が厳しい人でないと乱れがちになります。
私も実際、ついつい夜おそくまで映画をみてしまって遅く起きてしまい、その影響もあって朝が眠たくて遅い時間に起きる夜型の生活になったこともあります。
乱れないように敢えて面接日時を午前中にしたりして、無理やり朝起きる理由を作りながら生活を整える努力をしていました。
③ブランクの期間ができる
会社を辞めてからの転職活動となるため、どうしても前働いていた会社と転職先で働くまでに空白の期間が生じます。
3~6か月以内の空白の期間であれば、会社を辞めてから転職活動をしていたのかなと思われることが多いと思います。実際、私が人事として応募者の書類を見るときにもそう判断します。ただし、企業の人事によっては会社を辞めてから転職活動をするとは計画性がないなと思う人もいます。
また、あまりにも空白の期間が長い場合何をしていたのか疑問に思われたり、その期間転職できていないということは他社でも必要とされない人材だと思われ書類選考で落とされかねないです。
空白の期間をあけすぎない、あけすぎた場合はその間何を実施していたかは応募書類に記載しておいたほうが良いです。
④転職が決まらないと不安になる
全ての会社に内定が出ないと頭で分かっていても、実際に応募書類が不合格になったり、面接や適性検査などで不合格になると焦ります。
特に行きたいと思っていた企業に不合格になったときや、その状態が続いた時には、すごく不安になります。
私も実際してしまったことがあるのですが、気を付けないといけないのは、この不安から逃れるために希望の条件を妥協して企業を探してしまうことです。
結果的に、妥協して内定が決まって転職したとしても意味がありません。そもそも何のために転職しようと思ったのか、転職して実現したいことは何なのか、前の会社で解決できなかったことについて新しい会社には何を求めているのか、といった転職する目的を改めて思い出し、不安に打ち勝ち転職活動を継続することが大切です。
さいごに
私は1度目の転職では、あまりメリットもデメリットも理解していなかったですが、2回目3回目は理解した上で、会社を辞めてから転職活動することを選択しました。
心にゆとりがあって物事に集中できた方が自分には合っていると思ったので、その方法を選択しました。
自分に合った方法で転職活動を進めてみてくださいね!
転職の際には、「おすすめの転職エージェント」で紹介しているので是非読んでみてください!
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