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転職面接「私服で構いません」の意味は?現役人事が解説!服装例つき

男性2人と女性1人の面接官
こんな悩みを解決
  • なぜ企業は「面接は私服で構いません」というの?
  • 「面接は私服で構いません」と企業から言われた時、本当に私服でいいの?
  • 私服はどんな服装ならいいの?
パパちゃ

そんな悩みを解決できる記事を書きました!

実は、私は現在企業の人事として面接をする側の立場で働いているため、企業側の本音をその立場から解説いたします。

この記事では、「企業が”面接は私服で構いません”と伝える理由、企業の本音、ベストな服装」などをご紹介します。

この記事を読み終えれば、自信を持って面接に臨めますよ!

企業が「面接は私服で構いません」と伝える理由

その理由について3点あります。理由を理解することが出来れば、本当に私服でいいのだということが見えてきますよね。

求職者の本音を引き出したい

一番の理由は求職者の本音を引き出したいからです。スーツで面接だとより緊張してしまい求職者が本当に伝えたいことを上手く伝えられません。

実際、私は人事として10年以上面接をしてきましたが、緊張しない人はほとんどおらず上手く自分の思いを伝えきれていないと感じることが多いです。

たいてい面接をする一番最初に「緊張していますか?」と尋ねるのですが、ほぼ全ての人が「緊張しています」と返答されます。

スーツでなくて私服で面接を受けてもらうことで少しでも緊張がやわらぎ、伝えたいことを伝えられるようになると、求職者と企業のミスマッチを防止することにつながります

求職者への配慮

二つ目の理由は求職者への配慮です。仕事をしている人が全員スーツで働いているわけではなく、職種によっては私服で働いている人もいます。

実際、会社が私服勤務OKな場合もあれば、エンジニアやクリエイティブの職種の人は私服勤務が多い傾向です。ちなみに私の職場も全員私服勤務でOKです。

普段私服で働いている人がわざわざスーツに着替えてから面接に来てもらうのは手間がかかるため、仕事が終わってからそのまま面接に来てもらいやすくするために求職者に寄り添った対応をとっています。

柔軟性のある社風アピール

三つ目の理由は柔軟性のある社風をアピールするためです。このようなアピールで求職者にとって働きやすい会社だとイメージしてもらうことで採用の成功率が高まります。

実際、求職者が会社選びで大切にする項目には「働きやすい社風」が入ってきます。私が面接で求職者にそれを尋ねた際も「仕事内容」「給料」以外に必ず「社風」を重視される人がほとんどです。

だから面接は必ずスーツでないとダメという古い考え方でなく、柔軟性を持った考え方の会社だということをアピールするために、「私服でも構いません」と伝えるのです。

「私服で構いません」と伝える企業の本音とは

続いては企業の本音を見ていきましょう。

「私服で構いません」の本音

「私服で構いません」と伝える企業の本音は、「スーツと私服のどちらで面接に来てもよいですよ」ということです。なぜなら、求職者が普段スーツで働いているか私服で働いているかまでは分からないため、服装はどちらでも選べるように求職者に伝えています。

だからこそ、「私服で構いません」と企業から連絡がきたときには、悩む必要はなく自分が緊張しにくい服装でいけばよいのです。

どうしても迷う人は、「普段スーツで仕事をしている人はスーツ」「普段私服で仕事をしている人は私服」で行った方が、人事としては普段の雰囲気がよく分かるので嬉しいです。

「私服で構いません」と「服装自由」は同じ?

服装に関して色々な表現で企業側から連絡が来ると思いますが、「私服で構いません」と「服装自由」は同じ意味です。

つまり、「服装自由」と言われた時も「スーツと私服のどちらで面接に来ても良いですよ」ということです。

また、他にも「スーツでなくて構いません」「私服OK」「私服可」といった表現も「私服で構いません」と同じ意味で捉えて大丈夫です。

「私服で構いません」と「私服でお越しください」は違う?

「私服で構いません」と「私服でお越しください」は意味が異なります。「私服でお越しください」と言われた時は、「スーツがNG」になります。

また、他にも「私服推奨」といった表現も「私服でお越しください」と同じ意味となりますので、私服で面接に行くことをおすすめします。

「私服で構いません」と言われた時の服装

それでは実際に私服で行く際の服装について簡単にご紹介したいと思います。

私服とはオフィスカジュアルのこと

私服といっても何でも良いわけではなく、「企業から言われる私服=オフィスカジュアル」と理解してもらえたらOKです。

オフィスカジュアルとは「スーツのようなカチッとしたものから少しくつろいだ感じにした服装」のことです。

実際に、下記の画像でイメージしてもらえたらと思います。

男性の服装例

男性のオフィスカジュアルの服装は下記の画像が例となりますので、参考にしてください。

引用元:Biz front

女性の服装例

女性のオフィスカジュアルの服装は下記の画像が例となりますので、参考にしてください。

引用元:Niau

NGな服装例

私服といっても何でもいいわけではありません。下記にNGなものをあげておきます。企業によっては許されるものもあるかもしれませんが、避けておいたほうが無難です。

  • 帽子
  • アロハシャツ
  • アニメキャラTシャツ
  • パーカー
  • 半ズボン
  • ミニスカート
  • ホットパンツ
  • ミュール
  • サンダル
  • アクセサリー

まとめ

上記で紹介した内容を理解してもらえば、何も怖がることなく面接にのぞんでもらえます。最後にもう一度内容を確認しておきましょう。

「私服で構いません」と言われたら

企業が「面接は私服で構いません」と伝える理由
→求職者の本音を引き出したい,求職者への配慮,柔軟性のある社風アピール

「私服で構いません」と言われた場合
→スーツと私服どちらで面接でも可

迷ったら
→今の職場がスーツならスーツ、私服なら私服で面接にいく

私服はどんな服装
→男性も女性もオフィスカジュアル

これさえおさえておけば、「企業ってなんで”私服で構いません”っていうの?」「本当に私服でいっていいの?」「私服ってどんな服装でいけばよいの?」という疑問も解決です。

転職活動中でもっと他に自分にあった企業を探したい場合は、「おすすめの転職エージェント」も紹介しているので是非読んでみてください!

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