- 転職経験者の「転職のきっかけ」は何?
- 「転職のきっかけ」は面接で本心を話してもよい?
- 転職したい場合はどうすればよい?
そんな悩みを解決できる記事を書きました!
実は、私も転職経験者で3回転職しています。また現在企業で人事として面接官をしているため、企業側の視点もお伝えできます。
この記事では、「転職のきっかけランキング」「年代別の転職のきっかけ体験談」「転職のきっかけを面接で伝える時の大切なポイント」「おすすめの転職エージェント」をご紹介します。
この記事を読み終えれば、経験者の転職のきっかけを知ることができ、転職の決断に向かって1歩前進できますよ!
目次
「転職のきっかけ」ランキングを紹介
まずは、転職のきっかけ(理由)ランキングをご紹介します。実際に、2020年7月~2021年6月の1年間に転職した方のデータを元に、転職エージェントdodaが調査をまとめたものになります。
転職理由ランキング1位が「給与が低い・昇給が見込めない」2位が「昇進・キャリアアップが望めない」3位が「会社の評価方法に不満があった」となり、給与・昇進・評価に対する不満が3位までを占めています。
もう1つの転職きっかけ(理由)ランキングをご紹介します。2020年1月~2020年3月の転職者を対象に調査した「初めて緊急事態宣言が出されるコロナ禍前のデータ」です。
緊急事態宣言前の転職理由ランキング1位は「社内の雰囲気が悪い」、また4位には「人間関係が悪い/うまくいかない」が上位にランクインされています。
緊急事態宣言前は職場の雰囲気などの外部環境に対する不満が上位を占めていましたが、コロナ禍になり「給与・昇給・キャリアアップ」を求める声が増えコロナの影響を感じさせる理由が上位を占める傾向に変化したことが特徴的です。
「転職のきっかけ」とは?年代別で実体験を紹介
私も転職経験者で合計3回転職をしています。20代に2回、30代に1回です。40代では転職していませんが転職を考えたこともあるため、20代・30代・40代の年代別に実体験をまじえて「転職のきっかけ」をご紹介します。
20代転職のきっかけ
1度目の転職は27歳の時でした。当時働いていた会社がリーマン・ショックの影響で業績不振になりました。会社が給料の高い役職社員を大幅にリストラすることで何とか会社を存続させようとしている様を見たときに、「会社の将来が不安」と思ったことが転職のきっかけでした。
また、元々一度はやってみたい仕事があったので、そのタイミングで「興味のある仕事に挑戦してみたい」ということも転職のきっかけの1つでした。
2度目の転職は29歳の時でした。今考えるとブラックですが、深夜0時すぎまでほぼ毎日仕事をして月の残業時間が150時間をこえていたり、仕事が終わってから上司と朝まで飲みにつきあうことが多いような環境でした。
こんな環境でしたので転職のきっかけは1つではなく、「体調をくずした」「残業時間が長い」「飲み付き合いがしんどい」「営業ノルマがきつい」「将来も継続して仕事できるイメージがもてない」といった複数の理由が重なり転職を決断しました。
ちなみに転職エージェントdodaの調査では、20代転職理由ランキングは下記のとおりです。
転職理由ランキング2位は「肉体的または、精神的につらい」になり、これは他の年代と比べて一番順位が高いです。社会に出たばかりで新しい環境に慣れるまでに時間がかかったり、自分なりの仕事のペースがつかめていないところが結びついているのかもしれません。
また他の世代ではランキング10位内にはいっていない理由として、ランキング9位に「意見が言いにくい/通らない」があります。社会人としては若い世代だからこその理由でしょう。
30代転職のきっかけ
3度目の転職は37歳の時でした。長年働いていた会社でしたが、絶対的権限をもっている上司がやりたい放題の職場でした。私自身はその人と問題なく付き合えていたのですが、周囲へのパワハラがひどく、このままこの人の下で働きたいと思えなくなり、部署全員でその人のさらに上の上司に訴えました。
しかし解決せず、その問題の上司との「人間関係が悪くなった」というのが転職のきっかけになりました。また理不尽に役職をさげられそうになったこともあり、「キャリアアップが望めない」と感じたことも転職理由です。
この当時結婚を控えていたこともあり「給料を上げたい」といったことや、この先定年まで20年以上働くのであれば、「個人としてより成長したい」といった想いがあったことも、転職のきっかけになりました。
ちなみに転職エージェントdodaの調査では、30代転職理由ランキングは下記のとおりです。
転職理由ランキング6位は「個人の成果で評価されない」となり、これは他の年代と比べて一番順位が高いです。30代となればチームやグループをまとめる役割を初めてまかされる人が多くなってくるため、余計に感じることなのかもしれません。
40代の転職きっかけ
40代で転職はしていないですが、転職をしたいと検討したことは何度かあります。どんな時に検討したかというと、コロナ禍で会社の業績が落ち込んだこともあり、「会社の将来が不安」に感じたことがありました。またそれに伴って、「昇給が見込めない」と思ったこともあります。
また会社として利益をあげるために残業がほぼ禁止になるも、仕事の量が多く難易度も高いため、サービス残業をしないと終わらないことが続き、「精神的にきつい」といった時に転職を検討しました。
ちなみに転職エージェントdodaの調査では、40代転職理由ランキングは下記になります。
転職理由ランキング8位は「人間関係が悪い/うまくいかない」となり、唯一40代がランキング10位以内にはいっています。3位に「尊敬できる人がいない」、7位に「社内の雰囲気が悪い」と人間関係に関する理由が他の世代より上位にきています。
「転職のきっかけ」を面接で伝える時の大切なポイント
ここまで解説してきたように、年代や個人によって「転職のきっかけ」は異なりますが、「転職のきっかけ(理由)」は必ず面接で面接官から質問されます。企業で人事として面接官をしている立場から、質問された時におさえておくべき大切なポイントを3つご紹介します。
嘘はダメ!転職理由と会社選びの軸に一貫性をもたせる
1つ目は、「転職理由と会社選びの軸に一貫性をもたせる」ということです。なぜなら、転職理由と同時に会社選びの軸を面接官からセットで質問されることが多く、そこに一貫性がないと信頼されないからです。
実際に面接をしていて転職理由と会社選びの軸に一貫性がなく納得感がない場合は、不採用にすることが多いです。
たとえば、転職理由が「残業時間が多い」にもかかわらず、会社選びの軸が「スキルアップしたい」といった矛盾が生じているケースです。
だからといって本来の転職理由を隠して無理やり会社選びの軸に理由を合わせるといった「嘘をつく」ことも避けたほうがよいです。嘘をついて転職先に入社しても、問題解決にならずにまた同じ理由で転職を繰り返してしまいます。
企業側としては、採用したからには長く働いてほしいと思っています。転職理由と会社選びの軸に一貫性がないと「求職者と会社でミスマッチが生まれてすぐに退職してしまう」と感じるため面接官に伝える時には注意が必要です。
ポジティブな表現でおわる
2つ目は、転職理由を伝えるときには「ポジティブな表現でおわる」ということです。転職理由はネガティブなものが多く、そのまま伝えるだけでは面接官に悪い印象をあたえてしまうからです。
実際に面接をしていて転職理由がネガティブな場合、その理由だけを伝えられるとあまり良い印象をもちません。
たとえば、転職理由が「会社の評価方法に不満があった」という場合、どんな評価方法でどんなところに不満があったかだけを伝えて終わると面接官からすると単なる愚痴にきこえます。
「不満を解決するために具体的に行動してみたが、それでも結果がかわらなかった」といったことや、「次同じケースに出くわしたときは、こんな対応をする」といったポジティブな表現で伝え終わることによって、面接官に行動力があり活躍してくれそうだと思ってもらえます。
周囲の人や環境のせいにしない
3つ目は、ネガティブな転職理由がうまれたことを「周囲の人や環境のせいにしない」ことです。なぜなら、そんな人と一緒に働きたいとは思えないからです。
実際に面接をしていて、周りの人や会社の環境のせいにばかりしている人は、トラブルを起こす可能性が高いため不採用にします。
たとえば、「昇給が見込めない」「キャリアアップが望めない」「会社の評価方法に不満がある」といった理由にしても、もちろん会社側にも落ち度はあると思いますが、個人にも原因があるケースも多いです。
どんな転職理由であろうが、100%周囲の人や環境のせいにするのではなく、自分にも改善したほうが良い点があるといった考え方が出来る人のほうが、どんな困難も乗り越えてくれそうな人材だと判断されるケースが多いです。
転職したい場合は?転職エージェント紹介
色々な「転職のきっかけ」を知って転職したいなと思えば、まずは転職エージェントに登録することをおすすめします。実際私は3回ともこれらに登録して転職活動を行いました。
まとめ
ここまでで「転職のきっかけランキング」「年代別の転職のきっかけ体験談」「転職のきっかけを面接で伝える時の大切なポイント」「おすすめの転職エージェント」を紹介しましたが、最後にもう一度内容を確認しておきましょう。
転職のきっかけランキング
→転職理由ランキング1位「給与が低い・昇給が見込めない」2位「昇進・キャリアアップが望めない」3位「会社の評価方法に不満があった」
年代別の転職のきっかけ
→①20代1位「給与が低い・昇給が見込めない」2位「肉体的または精神的につらい」3位「会社の評価方法に不満があった」
②30代1位「給与が低い・昇給が見込めない」2位「昇進・キャリアアップが望めない」3位「スキルアップしたい」
③40代1位「給与が低い・昇給が見込めない」2位「業界・会社の先行きが不安」3位「尊敬できる人がいない」
転職のきっかけを面接で伝える時の大切なポイント
→①嘘はダメ!転職理由と会社選びの軸に一貫性をもたせる②ポジティブな表現でおわる③周囲の人や環境のせいにしない
おすすめの転職エージェント
→「転職エージェント」
これさえおさえておけば、「転職経験者の「転職のきっかけ」は何?」「「転職のきっかけ」は面接で本当の理由を話してもよい?」「転職したい場合はどうすればよい?」といった悩みも解決ですね!
もし転職することを決断したら、まずは「おすすめの転職エージェント」に登録して、自信をもって転職活動してくださいね^^
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